【第2回TOP25%禁止杯】使用構築
きちんとした構築記事を書くなんて何年ぶりだろう(´ー`)
※解説に一部ポケモン界隈ではあまり使われない用語を使用しています。
あらかじめご了承下さい。
はじめに
はじめましての方ははじめまして、ぽんくらと言います_(._.)_
最初にどんなプレイヤーかをざっくり解説すると
・ものすごく性格が悪い(重要)
・相手の意表を突くことが何よりも好き。
・終始負けず嫌いでヨクバリス。立ち回りにもそれが強く反映されている。
・意外とうっかりや。プレミは多い方。
・不利な状況を打開できるよう、常に博打要素を手元に忍ばせておくタイプ。
・好きな技は一撃必殺とひるみ技、ねかせ技。好きな道具はせんせいのツメ。
・嫌いな技は一撃必殺とひるみ技、ねかせ技。嫌いな道具はせんせいのツメ。
・長文は読むのも書くのも好き。ただし話の長い人は苦手。
こんな人です(´_ゝ`)
今回は2021/2/14に、
海鼠さん主催の第2回TOP25%禁止杯に参加してきました。
ルールをざっくり説明すると
・シングルバトル
・下記の174匹のポケモンが使用禁止
・TOD(時間切れによる判定勝ち)は狙ってもOK
・制限時間3時間の間に最大15戦を消化しないといけない
こんな感じです。
使用禁止のポケモンはこちら。
面倒なポケモンがひととおり禁止されていて、非常に戦いやすい環境です。
次に自作のTier表がこちら。
RANK S:対策必須の強ポケたち。使用率も高い。
RANK A:Sほどではないが人気のポケモンたち。
RANK B:比較的対処しやすいポケモンたち。ただし油断は禁物。
RANC C:進化前のポケモンで強そうな子たち。
それでは本題の構築紹介に移ります。
長くなりますのでお菓子を片手にごゆっくりお楽しみください。
構築ができるまで
まずは様々なポケモンを使用して100戦ほど練習試合を行い、
環境全体の調査を開始しました。
この時点での感想は
・たちが頭ひとつ抜けて強い
・+あたりもかなり強い
・あたりが組み込まれたサイクルパが非常にだるい
・は(多少運は絡むが)単騎では紛れもなく最強の駒
・TODはやろうと思えばできる(ただし12戦消化が限界)
・など、ねかせ使いへの対策は必須
こんな感じでした。ここから逆算を行い、
・すいすいアタッカーは必ず1匹採用する
・晴れパは優先的に対策する
・耐久型のポケモンを出し抜くカードも2、3枚必要
・対策にフェアリータイプが最低1枚必須
・TOD対策も最低1枚必須
・TODで12勝を狙うプレイヤーを意識すると、最低13勝が優勝圏内
・ねかせ対策に、やるき/ふみん、毒薬のいずれがか最低1枚必須
以上7点をパーティを組む上での必須条件としました。
シルヴァディについて
さらに裏で黙々と研究していたのが
僕はがとても好きなポケモンなので、
テスト段階ではを使った構築を優先的に組んでいました。
例えば
+
+
+
+
+
などです。
(各のタイプは秘密です、これで何となくのイヤらしさが伝わるはず)
どれも使用感が非常によく、特に初見の相手には9割近い勝率を維持できたので、
は必ず入れようと早い段階で決めていました。
紆余曲折を経て、最終的には
++くさタイプ
と
++みずタイプ
のふたつに候補を絞りこみました。
前者は友人のオオワダさんが似たような構築を使うとの事だったので、
僕が後者を使うことに。
何か意図があったわけではなく、単純に被るのが嫌だったからです。ホントだよ。
最後に直前の試運転会で直近の環境を操作…じゃなくて調査。
特に手強いと感じたのが
そしてだったので
これらのポケモンに対して強いポケモン(あるいは弱いポケモン)を優先的に選んで
パーティを完成させました。
長くなりましたが事前の解説はこれでおしまい。
ここから個別解説になります。
個別解説
シルヴァディ@フェアリーメモリ(ARシステム・しんちょう)
201(244)-115(0)-115(0)-103(0)-161(252)-117(12)
マルチアタック/ほのおのキバ/つるぎのまい/みがわり
ぽけっとふぁんくしょん!B…A無振り(実数値120)モジャンボのじしんをみがわり人形が確定耐え
D…C無振り(実数値130)シャワーズのなみのりをみがわり人形が確定耐え
先程も言いましたが、は最初から使うと決めていました。
このルールにおけるは最強のワイルドカード。
入れない理由がありません。
今回はほぼHDに振り切り、耐久型のを狩る役を任せました。
同時にやなどの対策も担当。
メモリは奇襲性の高いフェアリーを選択。
などに対して強くしました。
一方で本来得意なはずのHB/HDには弱くなってしまったので、
残りのポケモンでを強く縛る必要が出てきました。
技構成はマルチアタック、つるぎのまい、みがわりまでは即確定。
ラスト1枠はきしかいせい、ほのおのキバ、でんじは、ねむるで迷いましたが、
ほのおのキバを選択。
パーティ全体がはがねタイプとに若干薄かったのでここを補強しました。
166(252)-160(236)-190(20)-65(0)-69(0)-36(0)
ぽけっとふぁんくしょん!HB…一般的なの地震が確三
S…ジャイロボールを採用したので最遅、トリパ対策も兼ねる
次に入ってきたのは
と攻守に渡って非常に相性がよく、
かげうち&聖剣で小回りも利くので重宝しました。
タイプもゴーストということでTODを牽制できるのがGOOD。
ついでにも対策可能です(催眠+地震型は諦める)
調整はシーズン3ぐらいでニコショさんが使ってた型をパク…
リスペクトしてこんな感じに。
は基本的に勇敢HAより呑気HAのほうが強いと思います。
ある程度Bに努力値を回すことで硬さがはね上がるので、
結果的に行動回数が増えて火力が増します。
技構成はシンプルにジャイロボール、かげうち、聖剣、剣舞。
聖剣はダイスチル&鉄壁対策に使えるので非常に頼りになります。
ゴルダック@いのちのたま(すいすい・ひかえめ)
155(0)-91(0)-98(0)-161(252)-100(0)-137(252)
ハイドロポンプ/ふぶき/みらいよち/めいそう
ぽけっとふぁんくしょん!C…+1珠ダイアイスでHD特化が確一
S…準速
ここまで晴れパへの対策が皆無なので、すいすいアタッカーを採用することに。
まず真っ先に候補から外れたのは
性能だけなら文句なしでトップでしたが、
相手プレイヤーがを見て格闘タイプの選出を渋ってしまうと
の通りが悪くなるのでボツに。
続いて検討したのはと
使用感は悪くありませんでしたががきつかったのでボツ。
この時点で残る候補はの5匹に。
まず火力面で心許ないとが外れ、
次に耐久面で不安が残るがアウト。
残るは2匹、
どちらを採用するか非常に迷いましたが、最終的にはを採用。
だと相手プレイヤーが貯水型だと誤解しての選出を渋り
選出が歪む可能性があったので、
よりプレーンで手の内が読まれやすいをあえて選びました。
技構成はダイマ前提なのでドロポンとふぶきが確定。
めいそうも確定。HDの後出しを許しません。
ラスト1枠はみらいよち。
に対する打点になる他、受けループを崩す際にも重宝します。
この枠は他にはかいこうせん、さいみんじゅつ(すいすい+さいみんコンボが凶悪)
なみのり、アイアンテール(への打点)などが候補に挙がっていました。
202(252)-150(0)-100(0)-76(0)-120(236)-115(20)
ぽけっとふぁんくしょん!A…A+2の状態でCS特化ダイマをダイロックで確一
D…可能な限り固くする
S…何かと使いやすい実数値115
が選出しづらい状況で使う、第ニのダイマエース。
この枠に求められたのは
・に対して負けない
・を含めたすべてのでんきタイプに対して強い
・相手の草タイプの選出を妨げない
・に対してやや強い(強すぎると出てこなくなるので×)
・可能なら壁展開への対処ができる
・絶対に相手プレイヤーが読めず、意表が突けるヤツ(超重要)
以上6点。
これらの条件を満たしてくれるのがHDでした。
この選択は非常によかったと思っています。
悪技は相手のBアップを無視できるDDラリアットを選択。
ラストの1枠はかなり迷いましたが、壁対策でかわらわりをセット。
他に候補に挙がっていたのは
アイアンテール(A+2でHBが確一)、ビルドアップ、いちゃもん、
きあいだめ、バークアウト、みがわり、カウンター、ちょうはつなど。
いちゃもんがなかなか面白かったので今後機会があれば使うかも。
実戦ではなかなか活躍してくれましたが、
1戦だけSが足りなくて落とした試合があったので
Dを10ほど削ってSに回したほうがスマートだったと思います。
ここは要反省ですね。
165(0)-112(0)-85(0)-158(252)-105(0)-112(252)
ぽけっとふぁんくしょん!C…特化
S…準速
5枠目はおっとりです。
低耐久はタスキでごまかせるので完全に特攻特化。当然Sも準速。
この枠に求められたのは
・天候パに対してある程度切り返しが行えること
・タスキ持ちなので、初手性能が高いこと(特に対)
・かつ攻撃範囲が広いこと
・を通すために、かくとうタイプには弱いこと
・ここまで物理アタッカーが多いので、できれば特殊アタッカー
・万一出し負けた際も、何らかの博打要素で状況を打開できること
以上6点。
これらの条件を満たしてくれるポケモンがでした。
順当に活躍してくれましたが、ふぶきの追加効果は1回も引けませんでした。
技構成はオーソドックスなフルアタ型。
だいちのちからは対ほのお/はがね用にセットしています。
数は少ないですがを特に警戒していました。
今回はだいちのちからで正解だったと思います(本当は零度のほうが好き)
ケンタロス@ラムのみ(いかく・ようき)
150( )-152(252)-115( )-54( )-90( )-178(252)
すてみタックル/がんせきふうじ/アイアンヘッド/インファイト
ぽけっとふぁんくしょん!A…252振り
S…最速
最後に入ってきたポケモン。
ここまでねかせ対策がほぼ皆無だったので、
などに対して強く、
との相性補完に優れているポケモンを探していました。
他に候補に挙がっていたポケモンはと
まず、はのソーラーブレードによる事故が怖いのでボツに。
はサイコショック持ちのが若干苦しかったのでボツ。
最終的にとの一騎打ちになりましたが、
だと相手がフリーズドライの一貫性を嫌がって
を出してこなくなる可能性があったので
今回はを採用しました。
このように構築全体であえて特定のポケモンや戦術に対する『穴』を作り、
選出を誘導するのは僕の十八番です。
技構成はすてみタックル、アイアンヘッド、インファイトまではすぐに確定。
残る1枠は無難にがんせきふうじにしましたが、これが弱かった。
ワイルドボルト(ダイサンダー)やしねんのずつき(ダイサイコ)
みがわり、ふるいたてるなど、他にいい技があったと反省しています。
もう少しはやく採用して煮詰めるべきでした。
調整は素直なようきASぶっぱ。対を考えるとこれが一番安定すると思います。
いじっぱり+H196、A236、S76のバランス型も考えましたが、
対面でダイマして強引に打開していくルートを確保しておきたかったので、
ボツになりました。
余談ですがではダメです。
だと相手プレイヤーが連続技を嫌がって、
やを選出してくれない可能性が跳ね上がります。
対策というのはただ単にその戦術に対して強いポケモンや要素を組み込むのではなく、
常にギリギリのラインで切り返していくのがベストだと考えています。
試合結果と反省点
12勝3敗でした。
12勝のうち運勝ちは1回、残り11勝はすべてタクティカルに勝てたと思います(多分)
負けた3敗について。
1つはにムリをさせすぎて過労死、そのまま総崩れになりました。
これは完全に僕の采配ミスです。情けない。
1つはのSが足りず、
終盤でA+2VSの対面が作れたものの、上を取れずに負け。
構築相性が悪かったとはいえ、打開できる選択肢はたくさんありました。
完全に修行不足です。情けない。
ラストの1戦は動画があるのでこちらをご覧ください。(2:00:00ぐらいから)
この試合は負けましたが、すごくいい内容だったので気に入っています。
ちなみに解法は
初手ダイマでダイアタックorダイナックルだったと思います。
を初手ダイマさせるという発想にたどり着けなかったのが
今の僕の実力なのでしょう。情けない。
最後に
ここまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました_(._.)_
これからも精進しますので、応援よろしくお願いします。
ちなみにこれ書いた人は未だにシングルレートで1800を越えたことがないので
あまり参考にしないほうがいいと思います(´ー`)
すぺしゃるさんくす
大会を開催、運営して下さった海鼠さんとスタッフの皆さん
150戦ちかく練習に付き合ってくれたオオワダさん
色々考察を手伝ってくれたマツバさん
and you!